ほんのりと怖い話。

ほんのりと怖い話を日々更新して逝きます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

シンリテキカシブッケン

俺、22から28歳まで、心理的瑕疵物件に連続3軒×2年=6年住んだよ。
理由は、俺がある資格を取るため、働きながら勉強するため、
親戚がやってる不動産会社に就職することになったから。
一応、寮という名目で水道光熱費は自分もちで家賃は会社もち。

ちなみに心理的瑕疵物件というのは、
その部屋で自殺や事故死などがあって価値が下がった物件という不動産用語。
事故が起きてから、他の人間が1年以上住んだと証明できれば、
心理的瑕疵物件として借家人に報告義務はなくなる…ってうろ覚えだが。

1軒目は、豊島区の集合住宅。
3ヶ月前に独身中年サラリーマンが自殺したという物件だった。
ここで起きた異常は、主に電気関係。
1.テレビやラジオに雑音が入る
2.夜中1:00~3:00にかけて、電圧の変動が激しい
3.突然、電気製品のスイッチが入ったり切れたりする
3ヶ月住んで報告書を書き上げ、建物全体と部屋の電気関係チェックしたが全て正常。
役所に報告して、違法電波取締車両まで出動してもらったが原因不明。
結局、社長と懇意にしている御祓いさんに来てもらって解決。
その後、1年半は平和に暮らした。


2軒目は埼玉県M市の古い分譲マンションというか分譲団地。
半年前に老人が孤独死したという物件だった。
ここで起きた異常は、主に水廻り。

1.深夜、突然シャワーが出る。
2.台所・洗面所の水がどんなに蛇口をきつく閉めてもポタポタ流れる。
3.玄関に原因不明の水溜まりができる
4.ベランダに原因不明の水溜りができる
それ以外に、寝ていると布団の上に重さを感じたり、
苦しそうな息がフゥゥゥフゥゥゥゥと聞こえたり。

これは御祓いさんに2回来てもらっておさまった。


3軒目は埼玉県S市の小さな一戸建て。
10ヶ月前に老人が孤独死したという物件。

ここは最悪だった。
電気とか水廻りの問題ではなく、とにかく出る。
朝から晩まで一日中出まくる。
朝、顔を洗って髭を剃っていると、鏡の中に老人の顔が映っている。
昼間、家にいて勉強していると、家のそこらじゅうに人が歩き回る音がする。
寝ていると、枕元でじーと老人が覗き込む。
御祓いさんに4回来てもらって、なんとかおさまった。

まぁ。こんな感じでしたよ。
スポンサーサイト
  1. 2005/08/31(水) 14:19:58|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

カタイナカノエキ

高校3年の夏、仲の良かった友人と意味もなく自転車で100kmほど離れた海まで旅行
と称して出かけた時のこと。いきあたりばったりで金もないのである夜を片田舎の駅で
過ごすことにした。

駅の前にあるベンチで寝るんだが、この時までこんなに苦痛だとは思わなかった。
背中は痛いし、動けないし、しかも蚊が多い。耳の周りをプンプン飛び回ってゆっくり寝
られる状態じゃなかった。しかし、自転車を漕いでいるのと海で遊んでいるのとでかなり
疲れており駅から移動する気力もないため、新聞紙を被って無理やり寝ようとしていた。

どのくらい経ったのかは分からないが、周りが妙に寒く感じるのと同時に、蚊の羽音も
消え、駅の改札の前にある外灯が出す、ブーンと言う音しか聞こえなくなっていた。
寝ぼけていたので蚊も寝たのかと思った記憶があるが、その後、何だか焦げ臭い匂い
が漂ってきた。

こんな時間に焚き火?かと思ったが駅前で焚き火をしているわけでもなく、当然火事でも
ない。そんなに驚くことでもなかったのだが、回りの静けさと臭いのせいで少し怖くなり、友
人を起こそうと思ったが、彼はすっかり熟睡しているようで小さい声では起きる気配もない。
自分も体が痛い(疲れで)ため、ベンチから起き上がるのが面倒臭く、気にしないようにもう
一度寝ようと思って頭を横にした。

恐らく1分くらい経ったかと思った頃、遠くの方からかすかに列車の走る音が聞こえてきた。
もう既に夜中を過ぎているこの時間に列車?と不思議に思ったが、工事やら何やらで夜
中に列車が走ることもあろうかと思ったが、どうやらこの駅で列車が止まるような感じらし
い。

よくよく考えると、この列車の音はかなり遠くの音のようで、聞こえてはいるんだがなんだか
霞が掛かったように聞こえている。ここの駅は小さな改札があるだけなので、本当に列車
が来ればかなり大きな音が聞こえるはずだった。

この時、背筋に寒気を覚えて友人をどうしても起こさなければと思ったが、列車が停止して
(ように思えた)、音が静かになった瞬間、今度は寝ているベンチの直ぐ近くから人の足音
とささやき声が聞こえてきた。何を話しているのかはボソボソと言う音からは聞き取れなか
ったが、雰囲気的には楽しい話ではないらしい。足音も歩くと言うよりは、足を引きずると言
ったほうが的確なものだった。

本当のところは飛び起きて逃げ出したい心境だったが、被っている新聞紙をちょっと上げて
足音のする方向に目をやってみた。

すると、列をなして数十名と思しき人が、列車の方へと歩いていくのが見えた。人と言っても
ちょうど膝上くらいから透き通っているような感じで、新聞紙を退けて見たところで上半身は
見えないのが一目瞭然だった。

とんでもないものを見てしまったと思ったが、恐怖で身動きできないのと、逆に顔を隠すと
周りで何が起こっているのか分からなくなるので、とりあえず身動きせずに観察していたが
、どうやらこの足音の主達はみんな男のようで、汚れた皮のブーツのような靴、薄い茶色の
ズボンを履いていた。また、それぞれ荷物?をもっているようで、大きな麻袋や風呂敷のよう
なものが時折目についた。

何分かが過ぎて、最後と思しき人が目の前を通り過ぎたと同時くらいに列車が動き出す音
が聞こえ、列車の音が遠ざかるとともに、周りの状況も元に戻っていくようだった。
耳には周りの虫達の声や、遠くの車が走る音が聞こえ始め、焦げ臭さもいつの間にかなく
なっていた。しばらく新聞紙を半分被ったままの状態だったが、蚊が再び耳の周りで羽音を
響かせ始めたところで我に返り、そばのベンチで寝ている友人を起こしに行った。

当然、友人はいままでの臭いや列車の音、足音等は一切知らず、説明しても”はぁ”と言っ
た感じでまともには取り合ってくれなかった。

翌朝、地元の人にそれとなく話を聞いてみたが、特にその地域で変わった事件や歴史があ
るわけでもなく、どう考えてもその駅と体験した事象とが結びつかない。

ただ、あの時感じた雰囲気では、戦時中もしくは戦後の兵隊達の隊列のような感じがしたの
だが、ひょっとしたら列車のレールに沿って常に移動しているのかも知れない。
  1. 2005/08/30(火) 14:11:44|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

カイダンホール

数年前。一日中雨が降ってる日だった。
会社の窓から向かいのビルの屋上が見えるのだが、階段ホールの軒先に、スーツ姿の男が立っていた。
考え事をしてるのか、雨宿りか、ずっと動かない。
特に気にせずにいたが、三時間後、見るとまだそこに居る。
「なんか変じゃね?」
「気にしすぎだって」
周りの同僚に言ったが、笑ってとりあってくれない。
さらに二時間。まだ居る。
さすがに同僚も不審に思って双眼鏡を持ってきた。
「げっ」
呻く同僚。同僚の双眼鏡を借りて見てみた。
雨が激しく降っていて鮮明ではなかったが、

首に白いロープが・・・・。

自殺者とのこと。
警察を呼んだり、その警察に事情聴取されたりと大変な一日だった。
今でも雨宿りをしている人を見ると、生きてるのか亡くなってるのか不安になる。。。
  1. 2005/08/29(月) 13:56:46|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

バイク

小学5年生くらいだったかな~、弟と一緒に田舎で農家やってるじいちゃんの家に泊まりに行ってた
んだよ。庭で犬と遊んだり、倉庫の中に宝が無いか探してたりして遊んでた。
んで、そろそろじいちゃんの家で遊ぶのも飽きたなぁって、畑に仕事行ってるじいちゃんのとこに犬を
散歩がてら弟一緒に行こうって事で、田舎道を歩いてたんだ。
そのじいちゃんの畑に行く途中に、周りに木で囲まれてるだけの何も無いだだっ広い草が生えっぱなしの広場があるんだ。
前に何度かその広場の前を通った事はあったけど、いつもは兄ちゃんたちがヘリコプターのプラモ
とか飛ばしてたりしてるんけど、今日はなんもやってなくてシーン・・としてた。

そしてその広場の途中に差し掛かったころ、連れてってた犬がジーっと広場のほうを見てるんだよ。
綱を引っ張ってもかたくなに動かなくってさ。
なんだろうなー?ってその犬の目線を弟と一緒に見てみたら、さっきまでなにも無かった広場にバイクが一台走ってるんだ。
この時、後で気がついたんだけどバイク走ってたのに「ブーーーン」ってエンジン音がしなかったんだよね・・・セミの鳴き声だけが聞こえてた。。
んで、そのバイクをジーッと見てたら、広場の端から端をひたすら走ってるんだ。ただそれだけ。
今思い返してみるとドライバーはヘルメット付けてなくて、顔が見えてたはずなんだけど、どんな顔だったかって
のが思い出せない・・・。

そうこうしてたら弟が急に鼻血出したんだ。ドバーーーって。結構な量出てた。
んでなんとか鼻血を止めて、フッと広場のほうを見てみたらバイクが走ってなかったんだ・・・
さっきまで確かに走っててそれを見てたのに、弟の鼻血を治してるほんの数分でバイクが消えてる。
犬ももう広場見てなくて綱持ってるおれの顔みてシッポ振ってる。
あれーーっ??って思って弟一緒に何だったんだろうなー?って話しながらまた畑を目指して歩き始めたんだ。
その広場も終わりかけた道を歩いてたら、電柱があった。
その電柱を見て、弟と泣きながらじいちゃんがいる畑に犬抱きかかえて猛ダッシュしたわ。
電柱にうっすらだけど、でかでか血の跡と、バイクらしき破片と供え花があったんだもん。。

あとでじいちゃんに聞いてみると、どうやらつい最近酔っ払ったバイカーがあの電柱で事故ったらしい。
そんときヘルメット付けてなくて頭をモロに電柱にぶつけたらしくて即死だったって・・・
  1. 2005/08/28(日) 13:51:57|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

アオシンゴウ

今から十年以上前の事
うちの家は二車線の道路と四車線の道路とが交差する、交差点の角の一つに建っていた。
窓からは二車線の道路の横断歩道と信号見える。
ある夜更け、多分二時頃だったと思うが、夜の町の景色が好きだったので寝る前に何気に外を見た。
外は珍しく車の走行もなく静まり返っており、私は子供心に静かな夜の街の雰囲気を楽しんでいた。
すると一台のバンが、眼前の横断歩道に乗り上げるような形で止まった。
同じ青信号で止まるなら、停止線くらい守れよな、と思いつつその車を見るともなく見ていると
そのバンの横の扉が勢い良くスライドし、大学生かもう少し上くらいの青年が飛び出してきた。
そしてその青年を追いかけるように、同じ扉から一人、運転席の方からも一人、同年代風の男が飛び出してくると
先に飛び出した青年を後から掴み、二人掛かりで抱え押さえ込むようにしてバンの中へと文字通り放り込んだ。
男の一人が一緒に中へと入り込む。
私は何か不穏なものを感じて、とっさにカーテンの陰に隠れながら見つづけていた。
まだ外にいた一人の男は、青年との揉み合いの際に脱げて飛んでしまった青年のズックを
バンの中に投げ込むと勢い良くスライド扉を閉め、殺気だった様子で周囲を数回キョロキョロと見回し、
そそくさと運転席へ乗り込み、青信号にも係わらず急発進で走っていった。

正直、ものすごく犯罪の匂いを感じた、警察に届ければいいのかどうすればいいのか判らず、
私は軽いパニックになっていた。横から見ていた構図なのでナンバーもわからない、車にも詳しくないから、
多分バンだとしかいえない程度の知識。
警察に電話してもどう言えばいいのかわからず、結局そのことはそのままになったが・・
それからしばらくしてオウム事件が世間を騒がせ、拉致監禁と言う言葉が紙面を飾った。
あの光景の胡散臭さは、何も出来なかった無力感と共にずっと忘れられない。
あれは一体なんだったんだろう。あの青年は大丈夫だったんだろうか。
自分にとっては怖い思い出です。
  1. 2005/08/27(土) 13:49:35|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ヘンナテガミ

朝起きたら、変な手紙が届いてました。

封筒の中には木の葉と、
変な記号の書かれた紙が入っててます・・・

呪い・・・とかじゃないですよね?
  1. 2005/08/26(金) 13:45:52|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

サングラス

俺が7才ぐらいの時の話。
俺の家は海がほんとに目の前にあるとこにあった。
当時俺は家と堤防の間にある道路をちゃりんこで走って遊んでたんだ。
そんで走ってる時にふと家の方を見たら親父がお気に入りのグラサン
かけて海をジーっと見てるのが見えた。
(……)そん時はなんも思わなかった。でも、すぐ(1~2秒もたってない)
また家の方を見たら今度は親父は二階の部屋からまた海をジーっと見て
るんだ。これには幼い俺でも「???」ってなったさ。だから俺も自転車
を止めて二階をジーっと見てた。でも親父はそんな俺に気づく様子もなく
ただただ身動き一つせずに海を見続けていた。
この日は快晴の日曜日。海は太陽に照らされてキラキラと輝いていた。
家には祖父、祖母がいたが外から見る限り家にいる気配はない。
母親は…
…気づくのが遅かった。母親は病院に行って朝から居ないのを。
母親は親父の身の回りの世話で病院に通っているのをすっかり忘れていた。
親父はガンで入院していたのだ。
でも親父は今目の前の家に…
って思った瞬間ふっと見えなくなってしまった。つーか消えた。
二階に見えた親父はやっぱりお気に入りのグラサンをかけていた。
この数日後親父は死んでしまった。

この親父が「見えた」時期と死んだ時期がどうも記憶があいまい
になっててよく思い出せないが、ほぼ同時期だったのだけは覚えてる。
  1. 2005/08/25(木) 14:56:47|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

ジュウジロ

僕は霊感はないと思ってるんだが・・・マジの話です。
大学1年の時、近所のバーでアルバイトをしてたんです。
仕事柄、終わるのが遅くて、その日も午前1時をまわってました。
自転車で自宅に帰る途中にいつも通る見通しのいい十字路に差し掛りました。

東西南北で言うと僕は西から東へと進んでてその十字路が見えたあたりで
なんか声がしてきました。
十字路に近づくとなにやら声が聞こえてきて・・・
さらに十字路に近づくとそれがはっきりと「赤ちゃんの声」に聞こえてきました。
思わず「何?」と思ったんだけど、その十字路を越えないと家に帰れない
わけで・・・、怖くなったけどその十字路まで差し掛かったんです。

その十字路は南北に車通りが多いんで(その時は夜中なんで車はなかったが)
一応、スピードを落として止まるわけですよ。
もちろん赤ちゃんの泣き声はしてるんですよ。。
んで、見たくもないのに気になって、南の方を振り向くと、
人が歩いてこっちに向かっていました。

「げっ!」と思ってよく見ると・・・・
女の人がこっちに向かってくきました。
かなり近くまで来ると彼女の様子がわかったんですが・・・
いわゆる死に装束っていうんでしょうか、白い着物に黒い帯した
髪の長い女の人でした。しかも・・・よく見ると腕の中に
裸の赤子を抱いてるんです。

「ギョエー!」と思ってその人の顔を見た瞬間、
その人と目が合ってしまいました。
彼女は僕の顔を見て「ニヤッ」と笑って近づいてきた・・・
あとはもう、あまりの怖さで自転車走らせて逃げたんです。
もちろん後ろは振り向けませんでした・・・。

幸い、家に帰るまでは何もなく、その後も何もなかったんですが・・・。
ちょっとした後日談があるんです。

この話を同じ大学に行っていた近所の友人に話して怖いなー
とか言ってたんですが・・、
数日後、彼が顔色変えて僕のところに来てこう言いました。

彼は僕のバイト先の近所で塾講師をしていたんですが、
生徒と怖い話になった時にオバケ見たことあるやついるか?
って話になって、一人の生徒が手を上げて話したんです。
それが・・・、僕とおなじ場所で同じ人を見たって・・・。
「おまえが見たのは本物だぜ」って言われました。

しかし、本当にオバケだったのか、本当の人(変質者?)だったのか、
そっちにしてもかなり怖い人だった・・・。
というか赤ちゃん(裸の)抱いて夜中裸足で歩いてたんですよ・・・

これはマジの話です!
  1. 2005/08/24(水) 14:11:59|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

カイガンゾイ

夕方に、犬の散歩をしながら海岸を歩いていた。
何気なく海の方を見ていると、少し沖の方に奇妙な物が漂っているのが見えた。

それは、人間の手のカタマリ。
何か丸い物から毛のように人間の二の腕から先の部分が無数に生えていた。

何かのアートかとも思ったが、あまりの気味悪さに、無視して歩き去った。
  1. 2005/08/23(火) 13:41:54|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ニッポンビジン

私の友達で、東北の某地方都市にて不動産賃貸の営業をしている人が居ます。

「都市」といっても地方ですから、昔の風情が残る街です。そして、そういう街では大体の場合、
昔からの地主さんが大家をしています。彼が担当している某大家さんもそんな感じでした。

その大家さんは結構な大地主なのですが、田舎に於ける年配の方の中でも特に保守的な方で、一度信用した相手には色々世話をしてくれる一方、新参者にはかなり警戒するような人です。

さて、ある日の事。その大家さんが持つ物件にお客さんを紹介した彼は、入居する手続きの為、彼の家へ赴きました(賃貸借契約書へは、大家さんの署名・捺印も必要なので)。

田舎の名士の家が多くの場合そうであるように、その大家さんの家も不必要に大きいものでした。
立派な日本家屋で、全てを廻ったわけではないので正確な部屋数は把握できないものの、確実に10部屋以上はありそうな家。

彼が尋ねた時大家さん本人は留守でしたが、お婆さん(奥さん)が愛想良く出迎えてくれました。
「少ししたら主人が帰って来るから」という事で客間に通され、彼は1人で待つことになりました。

『いつ見てもデカイ家だなー』と思いながらボンヤリ待っていた彼。と、不意に廊下から音がしました。

ペタペタペタ…素足で板の間を歩くような音です。『もしかして大家さんが帰って来たのかな?』と思ったのですが、どうも様子がおかしい。足音はするのに、いつまで経っても部屋に入ってきません。
と言うより、足音がずっと止みません。

『これは…おかしいぞ?』と思ったものの、彼が尋ねたのは真昼間です。まさか幽霊が出るとも思えない。
そう考えている間も、足音は続いています。
『家の誰かが、何かの作業をしているに違いない』彼はそう思うことにしました。

やがて大家さんが帰ってきました。署名捺印も無事に終え、その後は世間話に華が咲き、エライ勢いでお菓子や飲み物が出されます。
「こんなに食べれない」と言っても「これは○○の銘菓で…」とか言って、高級菓子をどんどん出してくる。
普段話す人が居ないので彼を引き止めて置きたい、というのもあるかも知れません。

こうして飲み食いしていた彼は当然、自然の摂理が発動します。
「すいません、ちょっとお手洗いを…」
そう言って席を立ちました。長くて薄暗い廊下を歩いて行ってトイレで用を足し、再び廊下へ。
…と、突き当たりの暗がりに誰かが立っています。

『家の人かな?でも、この家って大家夫婦以外居なかったような…』と思って軽く会釈をした彼は、相手の姿を見て驚きました。
赤地に白い柄の着物を着た女性…白い肌と黒い長髪、少しつり上がった目だが端正な顔立ち。典型的な日本美人です。
しかし、彼が驚いたのは全く別のところでした。

『この人、何でこんなに首が長いんだろう?』

常人の2倍…とまではいかないものの、明らかに彼女の首は不自然でした。しかし、
それ以外でおかしい所はありません。
『こういう人も居るかも知れない。あまりジロジロ見たら失礼だ…』

会釈もそこそこに、彼は黙って客間へと戻りました。そして、大家さんにそれとなく
「いやー、綺麗な方ですねー。お孫さんですか?」とか言ったそうです。
大家「孫?」
友人「いえ、さっきトイレ行った時に廊下でお会いしたんですけど…やっぱり日本人は着物ですよねー」
大家「……」

途端に黙り込む大家。『もしかして、言ってはいけない事を言ったのだろうか…?』
そう思って気まずくなった友人はアレコレと理由を付けて、早々に大家さん宅を辞しました。

やがて会社に戻った彼は契約の話もそこそこに、上司にこの話をしました。
しかし、上司は何も知らない様子で「今時、祭でもないのに着物着てるなんて珍しいよね。
いやー、日本の文化っていいよね。着物最高」程度の反応。

そして、最初こそ気になったものの彼もこの件に関しては徐々に忘れていきました。

それから暫く経った頃。友人はある大家さんに呼ばれました。その大家さんは先述した大家さんの近所に住む人で、やはり結構な土地持ち(こちらの大家さんはBさんとします)。貸家を何軒か所有していました。

友人は貸家の管理運営に関する相談をあれこれと受け、やがて世間話に。
その時、何気なく例の女性の話を持ち出しました。

友人「あちらの大家さんのお宅には、綺麗な女性が居ますよねー。Bさんは見かけた事とかあります?」
Bさん「ああ、前に見た事あるよ…俺が見たのは…えーと、戦争終ったすぐ後ぐらいかなぁ。俺のカミさんなんかは、戦前に見たってよ」
友人「あ、いえいえ。自分が見たのはつい最近で」
Bさん「いやさ、だから赤い着物着た人だろ?髪長くてさ」
友人「…ええ、まぁそんな感じでしたけど…」

どうも話が噛みあわない…そこでよくよく話を聞いてみると、どうもその女性は結構目撃されているらしい。
特に、周辺に住む年配の方々は皆知っているとの事でした。
ただ近所付き合いの関係上、敢えて本人達の前では口に出さないと。

また、戦前辺りまではよく見掛けたらしいのですが、ここ30年あまりはそれ程目撃されてはいないとの事。
何故出てこなくなったのかハッキリした事は分かりませんが、Bさんによれば
「(幽霊自身と)同年代の若い人が皆都会に出て行ってしまって、年寄りばかりになったからじゃないか…こんなジジババだけの所へ若いアンタが来たもんだから、
嬉しくなって出てきたんじゃないの?」と言われたそうです。

そして、
「首が長い?ああ、あれは首くくったからだよ。首吊ると伸びちゃうんだよなぁ」
Bさんは事も無げにサラリと言ってのけました。勿論、友人はビビッて言葉も返せずにいました。
自分が真昼間に見たのは幽霊と言われた上、死因まで言われてしまったのですから無理もありません。

ところで、件の彼女が首を吊ったのは明治時代辺りだそうです。
何故そんな事になったのかまでは詳しく語ってくれませんでしたが、
どうも男女関係のもつれが原因らしい。

ただ、彼はこうも言いました。
「今度見かけても、変に驚いたりしちゃいけないよ。
幽霊と言ったって女なんだから、気味悪がったら傷付いてしまう」

何と言うか、幽霊でも妖怪でも生活の一部として受け入れてしまう。
そんな大らかさが田舎には残ってるんだなぁ、と思った次第です。
  1. 2005/08/22(月) 13:33:29|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

チノハクシャクフジン

「血の伯爵夫人」エリザベート・バートリが行った処刑法で特に有名なのは「鉄の処女」と「鳥籠」でしょう。
「鉄の処女」は女性に似せた巨大な人形で前の部分が観音開きになっていて
中には人一人がようやく入るほどの隙間があり、そこに手足を縛った生け贄を
閉じこめられるようになっています。観音開きの扉の内側には無数の棘がつけられており
人を入れた後に扉を閉めると殺害者は一切手を汚すことなく生け贄は棘に貫かれるという仕組みです。
夫人は召使い(ほとんどが女性)の中から特に若く美しい者を選び、有りもしない罪を
でっち上げこの方法で処刑したと言います。棘はわざと急所をはずして作られており、扉を閉められた後も
生け贄は泣き叫びながら許しを乞うのだそうです。
鉄の処女は上げ底のような形になっていてそこに血がたまる仕組みで、その血を湯船に溜めて夫人は
身を清めたと言われています。
また「鳥籠」はその名の通り巨大な鳥かごのような装置で、四方の囲いの部分に針のような鋭い棘
が埋め込まれており、その中に服を脱がせた召使いを入れ滑車で籠ごと宙に浮かせ、下から数人の
召使いに弓を引かせたそうです。そうすると矢が生け贄を傷つけ、生け贄が矢をよけると籠が揺れ
棘が生け贄の体を貫き、苦しみ泣き叫びながら死んでいくのです。籠の底には穴が開いており
夫人は裸で鳥籠の真下で上から降り注ぐ生け贄の血を浴びたと言います。
生け贄の悲鳴を聞き恍惚としながら・・・・
  1. 2005/08/21(日) 15:09:06|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

オイシャサン

医者というものは我々とは違う次元で人を見ることができる。
医大における解剖実習は歯科志望であろうが眼科志望であろうが全員やらされる。
これは実は一種の踏み絵的な役割を果たしている。
実際解剖実習に耐えられず医者を断念する学生は少なくない。
人の肉体を物としてみることができない人間には医者は勤まらないのだ。
痛がるから、苦しがるからと言って治療を躊躇する人間には
医者としての資質に欠けると言える。
しかしこれが行き過ぎるととんでも無い方向へ向かってしまうわけで。
多分紙一重。
  1. 2005/08/20(土) 14:24:25|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

スレチガイ

数年前、実家(田舎)の田んぼ道を夕方チャリで走ってたら
進行方向からセーラー服着た女子中学生2人組がチャリ2ケツで走ってきた。
なーんとなく、寒気がしたよ。
そして近づくにつれ、やばい事に気づいた。
こんな狭い道でこいつらとすれ違うのか?やばい、やばすぎると死ぬほどびびッた。
でも一本道、覚悟するしかない。
そしてすれ違った瞬間
「助けてくれる?」
って、聞こえた。耳からじゃなくて脳にダイレクトに聞こえた(説明しづらい)
その瞬間聞いた事ない奇声と笑い声が後ろから聞こえた。
俺は必死で走ったよ。とんでもないスピードで田んぼを駆け抜けたよ。
とにかくすんげー一本道で500メートルほど走った後、振り向くと、
鬼のような形相の女子中学生が奇声あげながら追いかけてきた。
もうそこから記憶にないよ。
気づいた時には実家の居間の隅で震えてた。
あ、なんで「やばい」て思ったのかってーと、
その時の季節は真夏でした。
でも女子中学生はマフラー付けて長袖着てました。
  1. 2005/08/19(金) 13:46:05|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

リーダー

リーダーが突然おかしくなる経緯を思い出しました。
道無き道を突き進んでいるとき、うっすらとした太陽が霧の切れ目から出てきました。
太陽の見えた方角で自分たちの進んでいる方角が違うということが判り、リーダーが
休憩を取り、私に現在地点の確定作業を命じました。
霧も出ており、目印となる地点が割り出せずに、結構時間がかかっていました。
普段温厚なリーダーが「何している 早く割り出せ」と怒鳴り始めました。

その様子にみんなびっくりしていました。

サブリーダー「この霧では目印になるものが特定しにくい」と中に入ってくれました。

その時、装備をチェックしていた仲間の一人が「ヘッドランプの電池が切れそう」と
リーダーに報告した瞬間。「早く、現在地点!」と怒鳴りました。
私は我慢できなくなり「地図で確認しながら歩いてきたわけでないので、すぐに判らない」
と怒鳴り返しました。
するとリーダーが私に近寄り「俺のガソリンはどこだ」と2回小声でつぶやき、その後
同じ事を叫びながら谷の方へ走り出しました。「山では走るな」と私が叫びましたが
止まらずに、仲間が追いかけて取り押さえました。
  1. 2005/08/18(木) 13:30:43|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

アタラシイイノチ

スイスの首都ベルンにて開催中の中国現代美術展にて、
死亡した人間の胎児の頭部をカモメの身体に接合した作品が展示され、物議を醸している。
作品を制作したシャオ・ユ氏は、作品に用いられた頭部が実際に死亡した胎児から取られたものであることを認めている。
頭部は1960年代に生まれた胎児のもので、
1999年、北京で開かれた科学博覧会で展示されたものから入手したと話している。

「この作品の倫理性を問うことは全く妥当な行為だと考えます。」アドリエン氏は取材にそう語っている。
また告発を受けた美術館側は今後、22日に専門家らを集めたシンポジウムを開催し、
同作品の倫理性を巡って討議を行う予定であるという。
アドリエン氏は取材に対し、現在アーティスト自身、そして美術館、作品のオーナーである
前在中国スイス領事館大使のユリ・ジグ氏等に対して法的処置を求めたと話している。

しかし展示会キュレーターのベルナルド・フィビシャー氏は、
作品を展示中止とすることは、今後の展示を台無しにするものであると話している。
またシャオ氏も抗議に対し、今回の作品は全ての生命を尊重するからこそ生まれたものであるとして、強く反論している。

「鳥も胎児も、おそらく何か良くないことがあって、どちらも死んだわけです。
私はそれを組み合わせて、新しい生命を吹き込んだわけです。」シャオ氏はそう語っている。
また現在、美術館では入り口に注意書きを設置し、一部の作品が少なからず衝撃を与えることを予め警告しているという。

同作品は1999年、イタリアのベニス・ビエンナーレで初めて公開され、
同年、ジグ氏によって買い取られたものである。
美術館員によれば、ジグ氏は近年、中国で興隆する現代美術に強い関心を抱き、
1990年代に入ってからシステマティックな方法でそうした作品の収集を続けていたという。
http://x51.org/x/05/08/1010.php
鳥人間
http://x51.org/x/images/art_fetous2.jpg
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1123713083/1
  1. 2005/08/17(水) 13:59:53|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ハナシゴエ

京都某マンションでの実話です。

割と便利な場所で、1DKで家賃4万。保証金なんかも安かったと思う。
最初はラップ音だった。荷物は少なかったから連れに手伝ってもらうだけで終わった引っ越しだった。
ありがとなーなんて話てる時に、車のタイヤがパンクしたようなパーンという音が。その時、連れの一人は感付いたらしいが俺含め他の奴等はビクッとして笑い話になっただけだった。
その後2~3ヵ月、普通に生活した。

ある日風呂に入っていると玄関を激しく叩く音がハッキリと聞こえた。
あまりに激しいので何かあったのかと慌ててバスタオルを腰に巻き付けただけで玄関ドアを開けた。
開ける直前までハッキリと聞こえた。

もちろん、誰もいなかった。

それからだった。鈍感な俺でさえ、そうなのか?と思う出来事が始まったのは。

ドアを叩く音は子供のイタズラ程度にしか気にしなかった。

たぶん、その日の夜だったと思う。夜中に急に目が覚めた。時計を見ると2時だった。

もう一度寝直そうと寝返りをうつと何やらボソボソと話し声が聞こえてきた。
俺は隣のヤツだろうと気にしなかった。その日は普通に眠ることができた。
次の日。また2時だった。今度は話し声で目が覚めた。明らかに昨日より大きな声で喋っている。無神経な俺もさすがに寝付けなくて3時を回った頃に隣に小言を言いに行った。
ドア越しに
「すんませ~ん!何時や思うてんの!うるさいし静かにしてや!」
誰か出てくるか?と思ったが誰も出てくる気配がなかったし、話し声も聞こえなかった。安心した俺は部屋に帰り、眠りについた。

次の日、引っ越しを手伝ってくれたまぁ霊感をもっているヤツと飯を食いに出かけた。すると連れは話にくそうに
「何かあったらなんでもええしお経唱えや」
と言った。話の辻褄が合わない急な事だったし、ビックリした。
長くなりすぎるので省略するが、生気が吸い取られているらしい。

飯の帰りに不動産屋に立ち寄り、隣のヤツの苦情を行ってやった。
俺には意外な返答だったが、予想どうり?言葉を濁らせながら空室である旨を説明された。俺の部屋は角部屋だったから隣は一だけだった。
昼間の連れの事、不動産屋での話、少し不気味になってきた。

その日は少しビビっていて中々寝付けなかった。

寝返りを繰り返し、何とか寝ようと試みた。そして何とかうつらうつらとし始めた時だった。
何か冷たい物が足の裏に触れた。ピクッとなって起きた。すると例のブツブツ言う話し声が聞こえてきた。ビビる俺。しかし、普通に誰かが喋っている声にも聞こえる。
確かめようと壁に耳を当ててみた。
その瞬間、冷や汗が全身から吹き出し、体が動かなくなった。
壁側にはタンスがあったのだが、俺が耳を当ようとタンスの方を向いたら、壁とタンスの隙間10センチ程のところに…誰かいた。明らかに俺を睨み、何かブツブツ言っている。
動けないのは腰が抜けたからだった。時折ニヤリと笑っているようにも見えた。
俺はとりあえず知ってる限りのお経を口走った。
目を閉じ、一心不乱に。
どれくらい時間がたったかはわからない。目を開けるとソレはいなかった。

ホッとした次の瞬間、





「聞き飽きたんだよ」




ハッキリと耳元でそう聞こえた。
  1. 2005/08/16(火) 13:36:49|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コワレタトモダチ

中学校の頃の同級生(♀)が壊れました。
小学校~中学2年くらいまでは全然、普通だったんです。
明るくてそこそこ可愛くて、勉強は中くらいで、でも運動神経良くて…。

中3くらいになってからかな…。急にというか、気付いたら、
「あれ、こいつまたヘンなこと言ってる…」という機会がふえてきました。
授業中に掛け時計を指差して「誰か覗いてるよ~」って言い出したり、
ベランダの方を向いて「そんなところにいないで入ってくれば~」って言ったり…。
当初は周囲の気をひくための冗談だと思ってました。
そんなこんなで大きな問題はないまま、中学校は卒業して、そのコとも違う学校へ進学して、
社会人になる頃には、そんなことすっかり忘れていました。


私は家を出て一人暮らしをしていましたが、24歳の頃に中学時代の同級生から電話がありました。
そのコが自殺したそうです。
私は仕事の関係で葬儀には出られませんでしたが、後から聞いた話によると、
そのコは数年前から何度も自殺未遂を繰り返し、結局その年、首を吊って未遂で入院。
退院後、ほどなくして車で海へと飛び込んで帰らぬ人となったそうです…。
  1. 2005/08/15(月) 14:10:04|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ポップ

友人から聞いた話。
アパートに一人暮らしをしていたA子は、ある日有名人の等身大ポップをもらいました。
玄関に飾っとけば夜泥棒が入ってきても人がいると思って逃げるのではないかと思い玄関から入ってすぐのところに立たせておいたそうです。
数日後、
いつもより遅くに帰宅しいつもどおり玄関の電気をつけると
ポップにみなれない、刃物でできたと思われるキズがありました。
恐くなってとっさに外に飛び出て
とにかく走りながら友達に電話をかけようとしたらうしろから音が聞こえ、
振り返ると自分の部屋から人がでてきて追っかけてきたそうです。
必死になってちかくのコンビニまで逃げ込むと
少し睨みつけてきてそのまま外を通り過ぎていったそうです。
とても恐かったのですぐ引越したそうです。

しばらくして実家でニュースを見ていると
この前まで自分が住んでいたアパートがTVに映っていて
住人の女性が殺されたと言ってました。
数日前まで住んでいたこともあって警察が事情聴取に来たので住んでいたときのことを話すと
「なんでそのことをすぐ通報してくれなかったの!」
と、怒られたそうです・・・
コンビニで睨みつけてきた男の特徴をおぼえてる限り伝えると
数日後に男は逮捕されました。
動機についてニュースで「顔をみられたとおもい殺した」と言っていたそうです。
自分と勘違いされて別の人が殺されたとしたら・・・
もし殺した相手が自分じゃないことを知って復讐にきたら・・・
そう思うとなかなか寝れないそうです。
  1. 2005/08/14(日) 14:00:37|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

アカイオネエチャン

友達がキャンプに行ったときの話
三人姉妹の友達は妹がトイレにいきたいといったので姉と二人でついていってあげることにしました。
トイレは古く入り口から正面に洗面所と鏡、そこから男子女子と分かれるしくみになっていました。
その洗面所の前に一人の女性が鏡を向いて立っていました。
最初はキャンプにきている普通の女性かと思ったそうです。しかし近づいてみるとその女性の異様なことに気づきました。
キャンプに来ているなら大抵の人はラフな格好で居るはずです。しかしその女性は真っ赤なスーツに白い大きな帽子をかぶっているのです。
帽子はいいとしてもスーツ・・・。
三人は怖くなりましたがどうしても妹がトイレに入りたいというので女性に近づかないよう壁づたいにトイレにはいりようを足早にすませるとまた壁づたいにトイレから出、そのまま走って両親の居るテントまで戻ったそうです。
その間、女性は少しも動かずただ鏡のほうを向いていた、と友人は言っていました。


そんなことも2,3日過ぎると忘れ楽しかったキャンプは終わりを迎えました。
さぁみんなで帰ろうね。そんな話をはじめた頃、妹が言いました。



「赤いおねえちゃん夜きたよ」



帰り際に妹からそのことを聞かされて友達は震え上がったそうです。
本当にあったことだと聞いてすごく怖かったです。
  1. 2005/08/13(土) 13:58:38|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

クビナシノキセキ

1945年9月10日、場所はコロラド州フルイタのある農家。その晩クララ・オルセンは晩御飯にチキンの丸焼きを準備し、夫のロイド・オルセンはフライパンを買いに街にでかけた。いつもの光景である。そしてロイドは買い物から帰るなり、今晩のオカズにするための適当な鶏を捕まえた。その鶏は生後5ヶ月半程度の格別生きのいいオス鶏だった。ロイドは暴れる鶏をしっかりと押さえつけ、首の骨を綺麗に残すために斧の位置を正確に定めた。彼は義理の母がいつも鶏の首から味を取ることを知っていた。おいしい鶏料理を作るにはまず首を切り落とす位置が重要なのである。そして、狙いを逃さないよう、ロイドは斧を一気に振り下ろした。するとどうだろうか、首を切られた鶏はよろめきながらフラフラと歩き、そのまま鶏小屋の方に歩いていってしまった。そして、その奇妙な首無し鶏はそのまま他の鶏と同じようにエサをつつき、羽を取り繕う仕草をはじめた。しかし、もちろん、鶏の首からは血が溢れ、その首の先にはもうクチバシも何もなかった。

その翌日、ロイドは鶏小屋の中で切り落とされた首を羽の下に置いたまま眠っている鶏の姿を見つけた。彼はしばらくその姿を眺め、やがてその溢れんばかりの生への意思を感じたロイドは決心した。「OK。こうなったら、この首無し鶏に、エサと水を与えてやろうじゃないか。」それからロイドは、毎日マイクに点滴スポイトで穀物と水を与え始めた。もちろん、その首無し鶏がその後いつしかマイクと呼ばれ、人々に愛されることになる事になろうとは、その時誰に知る由も無かった。

そしてその翌週、ロイドは家から250マイル離れたソルトレイクシティのユタ大学にマイクを連れて行き、科学者達にマイクの姿を見せたのである。

頭を失い、尚歩き続ける鶏の姿に、科学者達は一様に動揺した。その首無し鶏が何故生きているのか、あらん限りの質問をロイドにぶつけた。そして議論の結果、おそらくロイドの振り下ろした斧が寸でのところでマイクの頚静脈を外したため、凝固した血塊がマイクの出血を止めたのだと結論した。また、切り落された頭部とは別に、マイクの耳と脳幹の大部分がまだ体部に残されていたのだろうと彼らは推測した。

反射作用の大分部を司る脳幹が依然マイクの体内に残存していたために、マイクは至って健康だったという。そしてその後マイクは18ヶ月に及び生き続け、「驚異の首無し鶏」としてその奇跡的な生涯を全うすることになるのである(首を切られた当時2ポンド程だったその体はその後8ポンドになるまで成長した)。

「マイクは頭が無い事を除けば非常に頑健な素晴しい鶏だった。でかくて、丸々と太った立派な鶏だったね。きっと自分に頭が無いことなんか知らなかっただろうな。他の鶏と何ら変わらない生活をしてたよ。動物愛護団体の奴らもあんなのを見たら言葉に詰まるだろうね。」ロイドそう語っている。

その後「ミラクル・マイク」は彼のマネージャーとロイド氏を連れて、全国興行の旅に出る。その奇妙な見世物小屋はニューヨーク、アトランティックシティ、ロスアンジェルス、サンディエゴなどの全米各地を巡業し、人々は25セントを払ってマイクを見るために大きな列をなしたという。世間では評判が評判を呼び、やがて「驚異の鶏」マイクは当時の金額にして10,000ドル以上の価値だと評価され、最終的には噂を聞きつけたライフ誌、タイムマガジンの紙面にまで登場することになる。またマイクの生き様がギネス記録に載ったことは言うまでもない。

しかし、そんな彼らの幸せの日々も決して長くは続かなかった。全国興行を続けるある晩、最期の時は突然訪れたのである。場所はアリゾナの砂漠内、安モーテルの一室。その深夜、マイクは突然食道を詰まらせて窒息し、呼吸を荒げはじめた。ロイドは慌てて彼の食道を掃除しようとスポイトを探すが、その晩はどうしてか見つからない。

首を落とされてなお死ぬことの無かったミラクル・マイク。本当はもう疲れていたのだろうか、慌てふためくロイドのそばで、その最期を静かに受け入れた。

こうして首なし鶏として生き続けたマイクは、その激動の生涯を終えたのである。

しかし、物語はここで終わりではない。

現在でも尚、コロラド州フルイタでは毎年5月の第三週末日(2004年は5月14/15日)を「首なし鶏の日」としてマイクの魂を祝福し、記念日として祝い続けている。

マイクがこの世を去った数年後、ロイドはインタビューにこう語っている。

「もう随分昔の話になるけどね、今だってフルイタの人たちの間ではマイクの事は語り草になってるんだ。でも、それはマイクが見せたあの生への意志の為さ。決して首が無かったっていうことが理由じゃない」
  1. 2005/08/12(金) 19:28:44|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ユウカク

友達の彼氏がむかしソープの店員やってて、その頃に店で起きた話。
浅草にあるそのソープに、Aという熟女が働いてた。まじめに働く
彼女が、ある日から無断欠勤。連絡がとれない日々が続いた。
Aが無断欠勤した最初の日。
そのAと仲の良い、そこで働いてる女の子が店のトイレに入った。
「きゃ~!!」
突然店内に響く叫び声。かけつける従業員。「どうしたんだっ!」
「窓に・・・Aさんが・・!!」震える声で答える女の子。

その子が入ったトイレの窓は開いていたらしいんだが、
その店の建物と隣の建物とはわずかしかスペースがなく、とても人が
立てる隙間がないのだそうだ。そこにAがにこにこ笑いながらいたと言う。
「まさか~。」「疲れてるんじゃない」半信半疑でなだめる従業員。
しかしその後も欠勤しているのに自分の個室から出入りするAを見た
という女の子が続出した。

さらに何日かして店に警察から電話がきて、事件となった。
Aは恋人がいた。高校生ぐらいの娘と暮らしていたが
その娘とAの恋人ができてしまった。Aが何か自分の夢のために
貯めていた金に目がくらんだ男は娘をそそのかし、Aの金に手をつけた。
それがAに発覚し娘と共謀して殺してしまい、死体を遺棄、逃走。
店はしばらく大騒ぎだったらしい。
浅草のソープ街は古く遊廓の跡地であり、千束あたりに確か遊女の
ための慰霊碑があった記憶がある。
他の店でも幽霊が出る店は多かったと友人の彼氏は話していた。
  1. 2005/08/11(木) 14:35:37|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

クロネコ

昔お母さんから聞いた実話怖い話

お母さんが小さい頃近くの親戚の家と実家の間に老夫婦の家があった
その家には黒猫いてよく遊んだらしい
そこのおばあちゃんはよく近所の人に「死にたい、死にたい」と漏らしていた
老人二人きりの生活に疲れてたんだと思う。

ある日、そのおばあちゃんは殺された
近所の人の話によるとおじいちゃんが殺したらしく行方不明
寝ているおばあさんの頭を斧で割ったらしい
隣の人の人が発見したとき死んでいるおばあちゃんの血を猫がぺろぺろなめて気持ち悪かったそうだ

おじいちゃんは捜索ののち林で発見された
首をつって死んでいた
遺書には
「妻が死にたいというのでやった」
みたいなことが書かれてあったそうだ

一週間くらい怖くて老夫婦の家に行けなかったが黒猫が気になって向かってみた
猫の名前を呼んでも出てこない
隣の家の人に聞いたら
「あの黒猫、おばあちゃんの死んだ日から変な声で鳴くようになってねえ・・・」
怖くて餌をあげれずそのまま餓死してしまったらしい

お母さんは猫の名前を忘れたらしいんだけど
子どもの頃にこの話を聞いて怖かったよ
場所は鹿児島県、宮崎との県境の山村の話です
  1. 2005/08/10(水) 13:25:49|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コウサイエン

友達の家に泊まった時にコンタクトのケース忘れちゃって、つけたまま寝た事があった。
起きたら超目が痛くて眼科行ったら「虹彩炎」との事
症状はとにかく光を見ると目が痛い。
目開けれないからする事も無いし、音楽聴きながらベッドで寝ちゃった
んで夜中の3時頃、目を覚ます
電気の点いてない窓から入る月明かりだけの室内がやけにハッキリ見える
アレ?何だこれと思ってカーテンを閉めても、まだハッキリ見える
瞳孔が開いてて暗闇でも目が見える様になったみたい
妙に面白くて、真っ暗な家中を歩きまわった。映画とかで見る暗視ゴーグルって言えば分かりやすいか
誰かに教えるにしてもみんな寝てるしなぁと思って明るい内に入れなかった風呂に行く事に
真っ暗な風呂場で服脱いで暗いままシャワー
ずっとこのままなら困るけど面白いだろうなぁとシャンプーしてたら妙な物見つけた。
目の前の鏡に何か映ってる。
暗闇…風呂場…背後…後は分かるな?って頭の中が真っ白に。
リングや呪怨ですっかりお馴染みの髪の長いお姉さんが肩越しにこっち見てた。
人間、暗闇だと大きな声出せないのか、目を合わせない様に必死に頭流して体濡れたまま無言で部屋に戻った。
結局眼帯して目薬マメにやってたら1週間もせずに治ったけど
眼科の先生が「虹彩炎は恐いですよ、ちゃんと治しましょうね」って言ったのが忘れられない。
  1. 2005/08/09(火) 14:16:47|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

エレベーター

秋葉にPC用のパーツ買いに行った時の話。
ビル1つ借り切る様な、結構有名な店に行ったんだ。
パーツ系は上階にあるからエレベーターで待ってたのね。
エレベーターが下りてきて、扉が開いたんだけど
「?」
エレベーターにピッタリ収まってるソレが、初め何なのか解らなかった。

顔、それも大きな顔。

顔の横幅とエレベーターの横幅が同じ位大きくて真っ白な顔。
頭はつるつるで頭髪は生えてなかった。
特に恐ろしげな表情はしてなかったよ、目をつぶってエレベーターの中に居た。

俺が固まってる間に扉は閉まって、顔との対面は終わったんだけど、
アレは一体何なんだろうな。
今でも不思議だ。
  1. 2005/08/08(月) 13:47:42|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

スイマセン

大阪市内のホテル阪〇で働いてた頃の話です。
8年位前の12月。
夜中の3時過ぎに、バルコニーにある赤外線センサーが作動しました。
客室の窓枠を乗り越えてバルコニーに人が出るとセンサーで事務所の警報器が鳴ります。地下の防災センターに
「ホテルのフロントです。17階のバルコニーに人が出ました。下から確認お願いします。こちらも部屋に向かいますので。」
合鍵を持ち、部屋に向い、ノックしました。
応答が無いので合鍵を使い室内へ入ると、バルコニーの手すりに座ったままの客が…。
「お客様!危ないです、お戻り下さい。」
すると、振り返って一言
「すんません…」バッ!
…飛び降りてしまいました。

正面玄関のロータリには首から上が完全に潰れた死体がゴロン…

警察が来てバケツと金挟みで肉片を集めて…最後に僕が水で現場に残った血の跡や、小さな破片を流しました。
  1. 2005/08/07(日) 15:16:44|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

キキララシール

小学生の頃いっちょまえに電車通学していたのだけど地下鉄のホームで友達と交換する
予定のシールをいじってたら、やくざ風のおじさんに「綺麗なシールだね~」と話しかけられた。
ホームには人が少なくヤクザに話しかけられるのは初めてなのでアワアワしていたら少し返事をしない私に落胆した様な顔をして
立ち上がったので、傷つけてしまったと思いとっさに持ってたシールを一つちぎっておじさんにあげました。
ラメの入っていたお気に入りのキキララシールです。「あげる」と言うとおじさんは顔に似合わずかなり嬉しそうに「良いのかな?ありがとね~もうすぐ電車が来るからもう少しあっちにいったほうがいいよ」
と言いっていました。私は自分のおりる駅の改札にあがるかいだんの場所にいたかったのですが、あまりにおじさんがあっちがいいとすすめるので移動しました
もうわかってると思いますがおじさんは飛び込んじゃいました。人間は電車に飛び込むと破裂するんですね~。
私は駅員さんに誘導されて学校に電話してもらい遅刻しました。駅員さんにおじさんにシールをあげたと話したら
「さっきのことは忘れなさい大丈夫忘れられるよだいじょうぶ」と何度も言われた。
いろんな意味でわすれられなかったです。今でもおじさんの見た目に似合わない笑顔をおもいだします。
  1. 2005/08/06(土) 14:14:54|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

ヘヤノオト

飲みの席で、先輩から聞かされたその友人(以下Aさん)のお話。
今から数年前、大学進学を機に一人暮らしを熱烈希望していたAさんは、
金銭的+通える距離のため反対していた家族との折り合い、という意味も含め、
Aさんの叔父が持っていたアパートの一室を紹介してもらうことになった。
仕送りは最低限、あとは自分で何とか汁、が第一条件だったので、兎に角安く、
と頼んでいたAさんに叔父さんが紹介した部屋は、事故物件、ではないものの、
曰く有りの部屋。
Aさんの数代前の住人が、メンヘラで最終的には外でだが自殺してしまったという所。
それ以来、借り手が長く居つかず放置気味になっていたということだった。
叔父さんも、「お前の希望額だとここしか貸せんのだが…正直、あまり勧められんぞ。
はっきり言うと、俺もこの部屋の空気…っていうのか、なんか嫌いなんだよ」
などと忠告していたが、Aさんはなかなか豪気な御仁で、
「安いにこしたことないし。大丈夫だって、俺そういうの気にしないもん」
と、押し切って住まうこととなった。

Aさんの自信にもまあ、根拠がなくはなかったわけで、その亡くなった人も
この部屋で亡くなったわけじゃないし、引き払った借主たちも、別に入院した、
とか事故にあった、とかきな臭い後日談があったわけじゃない(叔父さん情報)。
ならば何があったところで…と思うに至っても不思議じゃなかったわけで。
別にそれがどれだけメリットになった、ということではないにしろ、
夢であった気ままな一人暮らしをAさんは手に入れた。

しかしまあ、実際に住んでみると、「不気味」といわれる所以も理解できるような
ことがあったそうで。
普段は別段何もないんだけれど、時折、部屋がしーんと静まり返っている深夜などに、
変な音が聞こえてくることがあったという。
シャリッ、シャリッと、どことなく軽快な、何かを擦り合わせるような音がそれ。
注意していないと聞き漏らすようなささやかな音だったけれど、時折どこからか聞こえる。
アパートのほかの住人ではない、ということは、以前の住人から相談を受けた叔父さんが
確認しているというのに、となれば彼の部屋しかありえないわけだが、聞こえてくる。
初めはAさんも無視していたそうだが、その内いくらなんでも気になってきて、
音の発生源を求めて部屋中をチェックしたりしたそうだ。

それでも、特に発生源が見つかることなく、流石に多少のイライラが募ってきていた頃、
またある日の深夜、寝ていたらシャリッ、シャリッという音が聞こえてきた。
これまでの経験から、あんまりドタバタ騒ぐとその音が止んでしまう、ということを
学習していたAさん。音を立てないようにそろりと寝床を抜け出して、兎に角耳を澄まして
音の根源を探った。
結果、その音は、まあよくある話だが、彼の部屋の押入れの方から聞こえてきていた。
流石にぞっとして、その日はとっさに部屋の電気を付け、深夜ラジオを付け、
シャリシャリが聞こえなくなったことを確認してからそのまま就寝。
あくる日、これまで何度も調べたはずの押入れの再調査を図ることとした。

次の日、叔父を呼んで事情説明、二人で押入れを見てみることに。
とはいえ、開けてみてもAさんの僅かばかりの荷物が納まっているだけで、別段怪しいものはない…
意を決して、荷物を全て出し、潜り込んで調べてみることに。
すると、あちこちいじってみた結果、意外なものが見つかった。

Aさんの部屋は、2階建てアパートの2階の一室。その押入れの上の段、その天井はベニヤの合板を
釘で打ちつけたもので、普通は取れるようになっていない。
その上は、誰も立ち入ることのない屋根裏だ。
押入れをよく調べると、その天井のベニヤの一端が、釘が抜かれてポッコリと外れるようになっていた。
普段はうまいことにかっちりとはめ込んで、取れないようにしていたらしかった。
意味深なその板を外しても、頭を入れることすら出来ないような小さなスペース。
それでも、Aさんも内心どきどきしながら、手を突っ込んでがさごそと漁ってみた。
すると、なにやら手に触れる、大きくはないが硬くて重い感触。意を決して引っ張り出してみた。

Aさんの手に握られて出てきたのは、ハサミだった。大振りの裁縫とかに使う裁断用の鉄バサミ。
刃の部分は赤茶けてすっかり錆びていて、ぼろぼろの様相だったが、そこで叔父さんは気付いてしまった。
「おい、A…これ…錆びてるの、きっと血のせいだよ…。うん、間違いない」
顔を真っ青にした叔父さんからそう言われて、さすがのAさんもブルってそのハサミを取り落として
しまったそうな。

叔父さんからの事情説明が始まった。件の、自殺してしまったこの部屋のもと住人の話だ。
そのメンヘルさんは、結構長いこと心を患っていて、自傷癖があったそうで。
メンヘルさんのご家族もそう遠くないところに住んでいて、ちょくちょく面倒を見に来ていたそうだが、
自傷を止めようとしないメンヘルさんを止めるために、家中の刃物という刃物を取り上げていたらしい。
それでも、取り上げるたびにまた自分で買って自傷し、それをまた取り上げる、という悪循環。
家に連れ戻そうにも、そうしようとすると暴れて手が付けられなくなり、仕方なく、
離れて暮らしながらもちょくちょく訪れては見守る、という生活をしていたらしい。
そうこうしているうちに、メンヘルさんは自殺。その人の荷物は全て、家族が来て引き払ってそれっきり…
という話だったそうで。
でも、どうやらメンヘルさん、家族に取り上げられないため、こっそりこのハサミはここに隠していた。
他は取り上げられても、これだけは…そんなことだったんじゃないかと、叔父さんは語った。

後になってみれば、あのシャリシャリという音は、ハサミを打ち鳴らすシャキリ、シャキリという
2枚の刃の擦れる音だと思うと納得がいった。
その刃で後の住民が傷つけられることはなかったが、外で亡くなったメンヘルさんの浮かばれぬ霊魂が、
この部屋に帰ってきては押入れのハサミを取り出し、自傷に耽っていたのではないか…
そう考えてしまい、Aさんもこの時は強い恐怖に襲われたという。

その後、ハサミは叔父さんの手でメンヘルさんのご家族の手に還され、供養されたとか。
Aさんは、怪異の起きなくなった件の部屋で、大学卒業まで暮らしたというお話ですた。
  1. 2005/08/05(金) 14:36:54|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ザンゾウ

霊感の強い友人いわく
「霊は生前の記憶を繰り返すだけの残像のようなもの」なのだそうだ。

とある踏み切りに、いつも中年のサラリーマン風の男が立っている。
焦点の定まっていない目と生気を感じない表情から、一目見て霊だとわかったらしい。
ぼんやり見ていると警報が鳴り、そこへ通過する列車が。
あっと思う間もなく、踏切内へ飛び込む男。
ぐちゃぐちゃにつぶされる音。メリメリ、て感じの生木を裂くような音に聞こえるんだそうな。
何事もなく、通過する列車。
誰も男が轢かれた事なんか気付かない。見えてないだろうからね。
で、翌日も同じ時間に同じ男が居て、列車に飛び込んでゆく。
これを何度も延々と繰り返している。だから10年近くも同じ光景を目撃し続けていたらしい。
さすがに習慣化してしまうと、最初に見た頃の恐怖なんて無くなってしまうだろう。

ある日、いつものように出勤時間、その踏切を通過した時の事。
何故か後ろが気になって、踏切を振り返って見た友人は、恐怖でド肝を抜かれてしまった。
いつもなら列車に飛び込むだけの男が、まるでビデオテープの早回しみたいな感じの不自然さで、ぞろぞろぞろ、って歩いてきた。
そして、

「なんで止めてくれないんだ?」

って一言。
霊は記憶を再生するだけの残像。という認識は、その日からなくなったそうだ。
イレギュラーな事態に遭遇して、その日は、かなり取り乱していた。
  1. 2005/08/04(木) 14:46:51|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

シロイヒトタチ

それは僕が6歳になった夏の事です
その日は母と2人でご先祖様の墓参りに二人で行きました。
暑さのせいか、お盆だと言うのに僕と母しか人はいません。
とても良い天気でせみのうるさい声と大きな入道雲・・・今でも鮮明に思い出します。


そのトイレは墓地の敷地から少し外れた無縁仏を祭る墓の横にあり、
そこにいくと不思議とせみの声も聞こえず、良い天気が嘘のように薄暗い・・・。
(いやだな・・・・怖いなぁ・・・・)
少しの恐怖心を必死で押さえ、さっさとトイレを済ませました。

その時、なぜその窓が気になったのか分かりません。
手を洗う場所に、お墓が見える小さな小窓が付いていました。
何かに取り憑かれた様にトイレにある窓からぼんやりと外を眺めていると、
今まで聞こえなかったセミの声が聞こえてきました。
不思議に思いながらセミの声を聞いていると、そのこえはドンドン大きくなります。
背中からはじんわりと冷たい汗が流れ、心臓の音がやけに響くのを体で感じ
窓から目をそらそうとするのですが、体が動かず目をそらす事が出来ません
最初は1匹・・・2匹・・・5匹・・・10匹と大きくなるセミの声・・・・。

ジーワ・ジーワと言う大きなセミの声に混じってざわざわと何かがざわめく声が・・・
(セミだけじゃ・・・ない!!ほかにたくさんの人がいる・・・・!!!!)
それは一瞬の出来事でした、僕がそう気付いたのと同時に、
今まで僕と母しかいなかった墓地にはたくさんの白い人たちであふれかえっていたのです。
その人たちが一斉にこっちを見たのを感じ、僕は転がるようにトイレから抜け出しました
トイレから出てきた世界は、いつも通りのお墓の風景でした。
セミの声も、白い人もどこにもいません。待っているのは母だけです。
ズボンをきちんとはかずに呆然と立ちすくむ僕に母が駆け寄り心配そうに衣服を整えます。
その時、母に伝えたかったのですが、ここで言うとさっきの白い人たちが現れそうなので
「母さん、早く帰ろう。」
と泣きながら言いました。

帰り道、電車の中で勇気を出してその事を話すと母は少し困った顔をして
「今日はお盆だから・・・・きっと寂しい人たちが出てきたのね・・」と呟きました。
それからご先祖様のお墓に行くときは多めに花を持って行き、無縁仏に添えるように
なりました。
これが僕が体験した不思議な出来事です、あれは一体何だったんだろう・・・と
白昼夢のようなものではないか・・・と思うときがあります。
でもあのセミの声とざわめき声は20年たった今でも耳に残っているのです。
  1. 2005/08/03(水) 13:21:39|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

フルイド

ある町の学校に通うA君のクラスである怪談が流行り始めた。
どうやら、広めているのはB君らしい。
B君の話によると、学校の裏にある山には古井戸があり、
その井戸を真夜中に覗いて水面に自分の顔が映らなかった人は1週間以内に死んでしまうというものであった。
その噂を確かめようとして、水面に顔が映らなかったC君は
昨日から高熱で学校を休んでいる。
A君はその噂を確かめようと、友達のD君と古井戸に行く事にした。
真夜中に家を抜け出して、古井戸の所まで来たのはいいものの、夜の井戸は気味が悪い。
しかし、クラスの友達の前で迂闊にも宣言してしまったため後戻りできない。
二人は意を決して古井戸を覗きこんだ。


そこで二人が見たものは、古井戸の水にぼんやりと映っている顔であった。
しかし、水面に浮かぶ顔は一つであった。


うわああああぁぁああっ!!!!
夢中で山を逃げ降りた二人は、互いにあの水面に映った顔が自分だと思い聞かせた。


翌日、学校で二人は昨夜の出来事を全てB君に話した。
すると、話を聞いていたB君の顔から血の気が引いていった。
それを見たA君が、どうしたのかと尋ねると
真っ青な顔でB君が言った。


……あの噂は俺が作った嘘なんだよ…。あの井戸……今は水が入ってないぞ。
お前らの見た顔は……一体誰の顔なんだ…?
  1. 2005/08/02(火) 13:17:02|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ
07 | 2005/08 | 09
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Recent Entries

Links

Recent Comments

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。