ほんのりと怖い話。

ほんのりと怖い話を日々更新して逝きます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ブランコガユレル

うちの祖父は最低のロクデナシでした。
料理屋をやっていたのですが、奉公に来ていた若い娘を手込めにしたり
養女と言う名目で女を囲ったり。
その祖父も死んで10年近くが過ぎ、住んでいた家の取り壊しが決まりました。
たまたま時間があった私が家の内部を片付ける事になりましたが
なかなか片付かずその日はそこに泊る事にしました。
TVもDVDも無く異様に静かで、眠れない私は布団の中でゴロゴロ。
その時古いブランコがゆれる様な、きぃ…、きぃ…と言う音が聞こえてきました。
耳を澄ますと、音は二階から聞こええるようです。
私は二階に上がってみる事にしました。

和食料理屋をやっていたのに、祖父の家は何故か洋風な作りで
私は電気の点かない古くさいシャンデリアがぶら下がる螺旋階段を
懐中電灯で照らしながら上りました。
二階にはでかいサイドボードや西洋の鎧が埃をかぶっています。
音がするのは一番奥の部屋でした。
緊張しながら奥の部屋を開けるとそこは、和室でした。
音がする場所を探そうと目を凝らすと奥の方に、何かぶら下がっていました。
恐る恐る近づくと、それは浴衣を着た女性でした。
梁にかけた薄いピンクの帯で首を吊っていました…。
私は叫びながら家の外に飛び出しました。
近所の人に警察を呼んでもらいお巡りさんに家に入って頂きましたが
もう中には誰もいませんでした。

お巡りさんに散々注意され、泣く泣く祖父の家に戻った私は
朝まで一睡もせず、一階だけを片付けて後は業者に頼みました。

母や伯母にその事を話すと、ひどく嫌な顔をされ罵られました。
後日、いつも優しい大伯母(祖父の妹)に女性の首吊り死体を
目撃した事を話すとこんな話をしてくれました。
祖父は結婚資金を貯めるため下働きに来ていた娘さんを
無理矢理レイプしたのです。
娘さんはショックで伊達締めで首を括って自殺。
祖父は何もかも金でカタを着けたのだそうです。
大伯母は、「アンタがその娘さんと同じ年頃だったから恨み言の一言も
言いたくて出てきたんでしょうね」と言っていました。
死んだとは言え、祖父は許せない人間です。
苦しめてしまった女性に心からお詫びしたいと思いました。
今はその家は、もうありません。
スポンサーサイト
  1. 2005/09/02(金) 13:52:42|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<クチ | ホーム | アニ>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://honnori.blog14.fc2.com/tb.php/93-dc47f308
07 | 2017/08 | 09
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

Recent Entries

Links

Recent Comments

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。